SUSTAINABILITYサステナビリティ

SOCIAL社会

人財についての考え方

インテージグループは、グループビジョン「Know today, Power tomorrow」の実現に向け、グループ社員一人ひとりが個として価値を発揮し、多様性の中で仲間とともに価値を最大化することを重視し、多様性が尊重され、かつ、自由闊達な企業風土・文化を醸成していきます。

これらの実現に向け、一人ひとりの個性が尊重され、誰もが活躍できる企業を目指して、変わり続ける社会に対応する柔軟な働き方を追求しております。多様な価値観と背景を持つ社員が、お互いを理解し、協働・共創することで、活躍と成長の機会を創出することを目指しております。

個として価値を発揮し、多様性の中で仲間とともに価値を最大化する

多様性

当社および当社グループが提供するサービスや付加価値の源泉は、私たち「人」の価値そのものです。誰もが活躍できる企業グループを目指すことは、多様な背景や強みを持つ社員が互いを理解・尊重することであり、多様性がコラボレーションをより豊かにし、グループ全体の協働・共創や、さらなる活躍と成長機会の創出、ひいては価値提供の拡大につながると考えております。

育成

性別・国籍・新卒/中途入社などの違いによらず、社員の意欲と実績を前提とした登用等の機会を幅広く設けており、今後もさらに拡大をしていきます。また、能動的な成長機会を重視していることから、手上げ方式の研修機会や異動機会を豊富に提供することを目指しております。これらを通して、従業員が高い専門知識やスキルを獲得し、プロフェッショナリティを高めるサポートをしていきます。

職場環境の整備

チームや一人ひとりが、それぞれ最適な働き方で価値を発揮し、働きがいを実感しながら活躍できる土壌をつくるため、オフィスの継続的な見直しに加え、リモートワークやフルフレックス勤務といった、働く場所や時間を自律的に選べる働き方(ハイブリッドワーク)を推進しております。また、国内外すべてのグループ会社社員がシームレスにやりとりができるよう、チャット・SNSなどの共通コミュニケーション基盤のグループ全社導入を展開しております。このような職場環境の整備によって従業員のフレキシビリティを向上し、組織内での協力やコラボレーションを促進します。

具体的な取り組み

多様性の確保

当社グループでは、性別・国籍・新卒/中途入社等の違いによらず、社員の意欲と実績を前提とした活躍の機会を広く設けており、その指標として「女性活躍推進に関する状況」を中心に継続的な把握を行っております。

女性従業員に関するデータ

(年度) 2017 2018 2019 2020 2021 2022
女性従業員比率(%) 46.4 49.3 50.0 49.4 50.8 51.0
新卒採用における女性比率(%) 53.4 51.9 46.4 49.2 51.9 57.1
女性管理職比率(%) 21.7 22.7 23.0 23.3 24.7 25.6
女性役員比率(%) 12.2 14.0 14.8 15.6 14.6 14.1

※1 2017年度から2021年度の集計対象会社(株)インテージホールディングス、(株)インテージ、(株)インテージリサーチ、(株)インテージヘルスケア、(株)インテージテクノスフィア、(株)インテージ・アソシエイツ、2022年度より集計対象会社は国内連結子会社としております
※2 各数値はそれぞれの事業年度末のものとなります
※3 女性管理職比率は「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります
※4 役員とは、取締役、監査役、執行役員、理事を指しております
※5 2017年度から2021年度の女性役員比率は、同一人物がグループ会社内で複数の役員を兼務していても1人として計算し、2022年度より兼務している場合はそれぞれを1人として計算しております

【トピックス】株式会社インテージテクノスフィアの仕事と育児の両立支援

働く人は誰でも、さまざまなライフステージで課題を抱えることがあります。特に仕事と育児の両立への悩みは尽きません。就業制度や職場環境を整えるだけでなく、社員が互いを理解し、尊重する風土づくりも重要と考え、インテージテクノスフィアは仕事と育児・介護の両立支援、男性社員の育児参画支援に取り組んでいます。
活動の一つとして2020年2月、自分に合った仕事と育児のバランスを考えるきっかけを提供するため、ワークショップを実施しました。

ワークショップ

ワークショップカード

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障がい者の活躍支援

インテージグループは、障がいがある社員の「個」を大切にし、それぞれが能力を発揮して持続的に成長できるように働く環境を整えています。2015年から知的障がいのある社員を雇用。"Dandies(ダンディーズ)"という障がい者雇用のチームがあり、社内便などのオフィスサポート業務に加え、グループ各社から個別の仕事を受託して、対応業務を拡大しています。
2019年からは障がい者アスリート社員として、北浦春香(車いす陸上・インテージホールディングス所属)、折橋正紀(デフフットサル・インテージヘルスケア所属)も活躍しています。

すべての従業員が相互に刺激を与え合い、これからも「違いを認め、高め合える」職場づくりを目指していきます。

(写真)月に1回秋葉原事業所で開催するカフェの様子
月に1回秋葉原事業所で開催するカフェの様子

(写真)アスリート社員(左:北浦春香 右:折橋正紀)
アスリート社員(左:北浦春香 右:折橋正紀)

サポーターズ賞

障がいのある社員は株式会社インテージ・アソシエイツのダイバーシティ推進部に所属し、さまざまな場所で業務に当たっています。それぞれの現場から彼らを応援する社員への感謝を表すため、年に一度「サポーターズ賞」を贈っています。

スキルアップトレーニング

ビジネスマナーやPC(Excel、Word、PowerPoint)トレーニングなど、ビジネススキルアップのトレーニングを実施しています。またネイティブスピーカー講師を招いてのオンライン英会話レッスンなど、業務に役立つトレーニングにもチャレンジしています。

定着支援

ビジネススキルとヒューマンスキルの向上を目指し、年間目標を設定。さらに、月間の業務目標と生活目標を立て、担当指導員と定期面談での振り返りを行い、目標達成に向けてそれぞれが業務に取り組んでいます。

【トピックス】SDGsの取り組み

インテージグループのSDGs宣言を受け、ワークショップを通じて自分たちがSDGsについて深く学ぶとともに、次世代にSDGsを考えてもらうために、すごろくやかるた、ゲームなどを作成しています。ワークショップではグループ各社の社員が講師となって、彼らをサポートしています。2022年度には活動の集大成として、これまでの取り組みを発表する「SDGs報告会」を開催しました。

Dandies(ダンディーズ)SDGs勉強会の様子

Dandies(ダンディーズ)SDGs報告会の様子

グループジョブチャレンジ(グループ社内公募)~自らキャリアを考える仕組み

グループ内のニーズと社員のキャリア形成をクロスさせ、人材流動を活性化させる目的で、「グループジョブチャレンジ」を推進しています。中途採用のポジションをグループ内でも公募することにより、社員が能動的に自身のキャリアを考え、挑戦することを支援。ジョブチャレンジによる異動が増えることが、グループの活性化にもつながると考えています。
また、社員が自身のキャリアに悩んだときにいつでも相談できる窓口「グループキャリアデザイン」をホールディングス人事担当部署内に設置。所属会社内では解決しづらい幅広い内容の相談に応じています。

従業員の健康維持と促進

インテージグループの健康管理は、株式会社インテージ・アソシエイツの健康づくり推進部が中心となり、定期健康診断や、産業医面談、ストレスチェックを行っています。また人事と連携してグループ社員の心身の状態を把握する「コンディションメーター」を定期的に実施。勤務形態、仕事への意欲、体調面・心理面の把握、睡眠状態などの簡易なアンケートによるモニタリングで、社員の心身の体調の変化をスピーディーに把握し、適切な対応につなげています。これはIMR社員調査(Internal Marketing Research)とともに、社員のQOL(生活の質)の向上や安心して働き続けられる環境づくりに役立てられています。

(株)インテージホールディングスと(株)インテージ・アソシエイツが健康経営優良法人2023に認定

健康経営優良法人2023のロゴマーク

働く場所・時間の自律的な選択

インテージグループは一人ひとりが、プロフェッショナルとしての意欲や能力を最大限に引き出すための施策を行っています。働く場所や時間の自律的な選択として、コアタイムを撤廃したフルフレックス勤務とリモートワークの拡充を2017年から進めています。
2021年度は、リモートワークの浸透によって生じた働き方の変化に対応する施策を推進しました。新しいオフィスのあり方として秋葉原オフィス9階に新たにオープンしたコラボレーショングリットは、グループ全社員が自由に使える場所とすることで、グループの仲間と、会社を超えて知り合い、コミュニケーションを活性化する空間としての活用を目指しています。

働く場所・時間の自律的な選択