SUSTAINABILITYサステナビリティ

INTAGE GROUP SUSTAINABILITYインテージグループのサステナビリティ

SDGs宣言

インテージグループは、データ活用環境の保全に努め、
お客様の視点と生活者の視点をつなぐデータ活用価値の不断の向上によって、
健やかで持続可能な社会の実現に貢献します

新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、私たちは今、「ニューノーマル」に向けて歩み始めました。目指すのは、安心・安全と経済成長が調和した、健やかで持続可能な社会です。

その道筋には二つの大きな変化が待ち受けています。

一つは、生活者の購買行動、そして価値観や意識の変化です。非対面・非接触の日常化を受け、最初は受動的かもしれませんが、やがて能動的な変化へ、さらには進化へと、生活者は向かっていきます。

その底流には、コロナがもたらした、"悲しみ"と"つながり合う愛おしさ"の体験に根差した、「ヒトと地球社会への思いやり」が強く流れ続けていくと思います。この生活者の変化を捉え、そのニーズに応えるだけではなく、一歩先回りした需要の創造と、その想いに沿った健やかで持続可能な社会の実現に向けて、私たち企業もまた変化していかなければなりません。

もう一つは、デジタル活用の進展です。購買、教育、医療、職場など、あらゆる領域でオンラインとオフラインが統合されたサービスが求められています。業種・業界を問わず、スピード感を持ってデジタルを活用し、そして、何よりも生活者(サービスの受け手)の視点を持って、オンラインとオフラインが統合されたサービスへと刷新していく必要があります。

この二つの変化に対応するにあたって大事な点は、「生活者の視点」を持ち続けることと、生活者ファーストの考えに立って「倫理観をもってデータを扱う」ことだと考えます。

私たちは、「Know today, Power tomorrow お客様と生活者をつなぐ架け橋として、豊かで可能性の広がる社会を創造する」をビジョンに掲げ、創業以来60年にわたり、お客様の視点と生活者の視点をつなぐデータ活用の価値を不断に高めてきました。

また、その過程において、正しく倫理的にデータを扱うこと、個人情報・お客様(企業)の情報を適切に管理すること、そのためにデータ収集・加工の技術を磨くこと、データを扱う(IT含む)人材を育成することの4つ、すなわち、「データ活用環境の保全」の徹底に努めています。これらは、データの世紀と呼ばれる今の時代だからこそ、決して見失ってはならないコトだと考えます。

お客様と生活者をつなぐ架け橋とは、これらのコトを継続させるチカラにほかなりません。私たちは、新型コロナウイルスの感染拡大を契機とする変化を、このチカラによって、安心・安全と経済成長が調和した、健やかで持続可能な社会の実現に貢献する機会と捉えています。そしてこれは、私たちインテージグループの社会的使命であると考えます。

私たちは、一生活者としての自身の変化を見つめながら、思いやりと好奇心を持って、変化する生活者を理解し、常にデータ活用環境の保全に努めながら、「お客様の視点と生活者の視点をつなぐ」データ活用の価値を不断に高め続けます。このことによって、私たちは、健やかで持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

  • 株式会社インテージホールディングス
  • 代表取締役社長
  • 代表取締役社長 石塚 純晃

インテージグループのマテリアリティ

インテージグループのSDGs

データ活用環境の保全に努め、
お客様の視点と生活者の視点をつなぐデータ活用価値の不断の向上によって、
健やかで持続可能な社会の実現に貢献します

  • 3すべての人に健康と福祉を
  • 8働きがいも経済成長も
  • 9産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 17パートナーシップで目標を達成しよう

生活者視点のデータ活用でお客様の
ビジネスの価値向上に貢献します

個人情報の適切な取り扱いと
情報セキュリティを徹底します

産官学連携や業際連携を推進し、
イノベーションを創出します

明日を拓く人材を育成・輩出します

事業による社会課題の解決への貢献

多様性が尊重され、かつ、自由闊達な
企業風土・文化を醸成します

経営の健全性と透明性を保ち、
ガバナンス体制を強化します

生き生きと働ける
ワークスタイルを実現します

持続的な貢献を支える基盤

マテリアリティ項目の說明

生活者視点のデータ活用でお客様のビジネス価値向上に貢献します

生活者視点のデータ活用でお客様のビジネス価値向上に貢献します

倫理観を持って公正にデータを扱います。生活者のライフスタイルの多様性を明らかにし、
データ活用を通じてお客様のビジネスに貢献します。

インテージグループにおける取り組み

  • データの収集・加工・活用の仕組みを通じた
    お客様ビジネスの価値向上と社会・生活者への還元

  • 生活者の多様性を生かし、持続可能なライフスタイルや消費につながる
    マーケティング支援

  • 社会課題の解決につながる、正確で適切な情報やサービスの提供

  • 3すべての人に健康と福祉を
  • 9産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 12つくる責任つかう責任
個人情報の適切な取り扱いと情報セキュリティを徹底します

個人情報の適切な取り扱いと情報セキュリティを徹底します

個人情報の高度な安全性を確保し、データ提供者との信頼関係を築きます。
情報管理を徹底し、セキュリティ体制の強化に努めます。

インテージグループにおける取り組み

  • 個人情報の保護と情報管理の徹底

  • データ提供者に対する適切な説明、データ使用に関する承認の取得

  • リサーチに関する社会的意義の啓蒙・周知

  • 16
産官学連携や業際連携を推進し、イノベーションを創出します

産官学連携や業際連携を推進し、イノベーションを創出します

豊かで可能性の広がる社会の実現に貢献するため、
国・自治体・教育機関やさまざまな業種の企業と連携し、イノベーションを生み出します。

インテージグループにおける取り組み

  • 産官学への情報提供、連携による新たなビジネスの創出

  • CVCの活用など業種を超えた連携によるイノベーションの推進

  • 9
  • 17
明日を拓く人材の育成・輩出

明日を拓く人材を育成・輩出します

ビジネス力を起点に、データサイエンス力、データエンジニアリング力を強化し、データ価値向上を担う人材の育成につなげます。また、人材の社会での幅広い活躍を支援します。

インテージグループにおける取り組み

  • データサイエンティスト・データエンジニアの確保と育成

  • マーケティングやITに精通し、ビジネス力を併せ持った人材の活躍の支援

  • 産学連携などによるデータサイエンス人材育成機会の創出・支援

  • 柔軟な働き方を可能とする制度の整備

  • 4
  • 8
多様性が尊重され、かつ、自由闊達な企業風土・文化を醸成します

多様性が尊重され、かつ、自由闊達な企業風土・文化を醸成します

一人ひとりの個性が尊重され、誰もが活躍できる、多様性あふれる企業を目指します。
また、 女性のリーダーシップ発揮の機会をより多く創出します。

インテージグループにおける取り組み

  • 多様な民族・文化的背景や性自認、障がいなどへの相互理解を促進

  • 多様性の尊重によって、適切なリサーチの実施とより多角的なデータ分析を実現

  • 女性の活躍推進とリーダーシップ発揮の機会の創出

  • 5
  • 10
生き生きと働けるワークスタイルを実現します

生き生きと働けるワークスタイルを実現します

従業員のQOLを重視し、安心して働き続けられるワークスタイルを確立します。
また、変わり続ける社会に対応する柔軟な働き方を追求します。

インテージグループにおける取り組み

  • 従業員のQOL(生活の質)の向上

  • 社会情勢に応じ、生き生きと安心して働き続けられる環境の整備

  • 情報の透明性を高め、従業員との強い信頼関係を構築

  • 環境負荷の軽減

  • 3
  • 8
  • 13
経営の健全性と透明性を保ち、ガバナンス体制を強化

経営の健全性と透明性を保ち、ガバナンス体制を強化します     

あらゆるステークホルダーと良好な関係を築き、
健全な経営と持続的な成長に努めます。

インテージグループにおける取り組み

  • コンプライアンスの順守

  • リスクマネジメントの推進

  • コーポレートガバナンスの強化

  • あらゆるステークホルダーとの関係の重視

  • 適切で透明性の高い経営情報の公開

  • 16
  • 17

マテリアリティ特定プロセス

2020年に、以下のプロセスにより、インテージグループのマテリアリティを特定し、公表しました。

マテリアリティ特定プロセス図 STEP1 社会課題の抽出→ STEP2 優先順位付け → STEP3 妥当性の確認 → STEP4 マテリアリティの特定

STEP1 社会課題の抽出

SDGs※1 とISO26000※2 を参考に幅広い社会課題を検討の対象とし、業界の特徴やインテージグループの状況、強み等を踏まえてキーワード(課題)を抽出しました。

※1 Sustainable Development Goalsの略。2030年までの世界規模の課題が盛り込まれた17の目標。2015年に国連総会で全ての加盟国(193カ国)により採択された。
※2 2010年に発行された社会的責任(Social Responsibility)に関する国際規格

STEP2 優先順位付け

グループ全社員へのアンケートで、「インテージグループが事業を通じて果たすべき役割」や「社会の期待や要請のもと、環境・社会・ガバナンスの分野において優先して取り組むべき課題」等について調査しました。その後、各事業セグメントでのワークショップを実施。優先して取組むべき課題について、「社会からの要請・期待」と「インテージグループにとっての重要性」の2つの視点でマッピングし、マテリアリティを策定するために特に重要なキーワードの優先順位付けを行いました。

STEP3 妥当性の確認

ワークショップの結果を踏まえ、重要なキーワードを用いてマテリアリティ(案)を作成。機関投資家などの意見を踏まえた上で、経営層と十分な議論を重ね妥当性を評価しました。

STEP4 マテリアリティの特定

上記1~3のプロセスにより、インテージグループが目指す4つの「事業による社会課題の解決への貢献」と3つの「持続的な貢献を支える基盤」をマテリアリティ(重要課題)として特定し、公表しました。これを踏まえて、サステナビリティ委員会では、環境の変化に応じたマテリアリティの見直し、取り組み状況の確認等を行っていきます。