SOLVING SOCIAL PROBLEMS THROUGH OUR BUSINESS 事業を通じた社会課題の解決
インテージグループはデータ活用を通じて、お客様のビジネスに伴走し、社会課題を解決するとともに、その先のより良い社会づくりと生活者の健やかな暮らしに貢献しています。
マテリアリティ(重要課題)に取り組むことは、ステークホルダーとの信頼関係を強め、社会の要請や期待に応えることにつながります。企業価値と社会価値を共に高めていくことによって、持続可能な企業の成長と社会の発展に寄与していきます。
マテリアリティ(重要課題)
生活者視点のデータ活用でお客様のビジネス価値向上に貢献します
個人情報の適切な取り扱いと情報セキュリティを徹底します
産官学連携や業際連携を推進し、イノベーションを創出します
明日を拓く人材を育成・輩出します
未病対策を支える疾患データ活用の取り組み
マテリアリティ:生活者視点のデータ活用でお客様のビジネス価値向上に貢献します
持続可能な社会保障の実現や健康寿命の延伸などが課題となる中、病気を未然に防いだり疾病の悪化を防いだりする「未病」対策への重要性が増しています。しかし現状では、自覚症状がありながら医療機関の受診やセルフメディケーションを行わない人がいることも事実です。
株式会社インテージヘルスケア(以下、インテージヘルスケア)は株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)と連携し、ドコモの会員基盤であるdポイントクラブ会員に向けた、疾患症状のヒアリングに特化した調査を開始しました。2025年11月時点で約90万人のdポイントクラブ会員から疾患症状に関するデータを収集しています。これらを製薬企業・自治体の患者調査・治験リクルート等に役立てるほか、会員に対する疾患啓発に活用することで、受診勧奨やセルフメディケーションを促し、未病対策を推進していきます。
インテージヘルスケアのリサーチ力とドコモの会員基盤を掛け合わせることで、医療が抱える負の課題の解決に貢献することが期待されます。
産学連携の取り組み
マテリアリティ:産官学連携や業際連携を推進し、イノベーションを創出します
明日を拓く人材を育成・輩出します
高度情報化社会を担うデータサイエンス人材の育成や、教育機関との連携によるイノベーションの促進は、全産業的な課題です。当社グループにおいては以下に紹介している取組みを始めとしたデータを扱う強みを活かしたさまざまな形での産学連携を、大学を始めとする教育機関と推進しています。これらは先に挙げた課題の解決への貢献に加え、当社グループの認知度向上と将来を担う人材の採用機会拡大にもつながっています。
自社データの提供
さまざまなリサーチデータを教材・研究材料として大学・研究室に供給。実際のビジネスで使われる"生きた"データを使うことで、学生にリアルな分析に試行錯誤する機会を提供しています。
また、個別の研究者・学生なども幅広く利用できるように、国立情報学研究所の情報学研究データリポジトリ(IDR)へデータを提供しています。
社員による出張講義
教育機関との連携の一環として、全国各地の大学のマーケティングリサーチやデータ分析、統計学等に関する授業で、当社グループの社員が講師を務めています。
社員による講義の様子(中央大学商学部「マーケティングリサーチ」)
マーケティング・リサーチカードゲーム
マーケティング・リサーチに興味・関心を持ってもらうことを目的として、マーケティング・リサーチを体感できるカードゲームを開発しました。仮説を立て、必要な情報を収集し、検証することを楽しく学べるゲームとして、小・中・高校の授業や大学のゼミで活用されています。
青山学院高等部の授業でカードゲームを実施した様子が、青山学院の公式オウンドメディア「アオガクプラス」で紹介されました
商業高校を始めとした高等学校のマーケティング・データサイエンス教育支援
マーケティングやデータサイエンスの授業を支援する取り組みとして、一般社団法人 全国スーパーマーケット協会、公益財団法人 全国商業高等学校協会、全国商業高等学校長協会と連携し、訪問授業を行っています。
商業高校のマーケティングの授業における実践的な課題として、社会でのマーケティングリサーチの活用事例や方法、当社データを用いたデータ分析に触れることで、マーケティングリサーチやデータサイエンスの理解促進に貢献するほか、将来のリサーチャーの育成や調査モニターへの参加が期待できます。
今後はこの取り組みをさらに広げるため、マーケティングやデータサイエンスに関する無償補助教材の提供も検討しています。
宇都宮商業高等学校で行われた授業の様子
