2021.02.24
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自分の武器で社会貢献できる幸せ──マーケティングリサーチを軸に自信を掴む 【from talentbook】


マーケティングリサーチを通してクライアントの課題解決や、意思決定のサポートをしているインテージの武井 芽美。2010年に新卒入社し、2020年現在は11年目です。そんな武井は、「自分の武器で社会貢献」をすることで、改めて自分に自信を持てるようになりました。その変化について、自身の言葉で語ります。

ダンスに夢中だった大学時代、今の仕事につながる裏方と調査を経験する

自分には何ができるのか?自分は何がしたいのか?

私は大学を選ぶとき、将来の幅広い選択肢を、まだ絞りたくないという想いがありました。ですから総合学部に進学して、分野に捉われず、幅広く学べたことは、今思うと本当によかったです。

入学後、もともと高校時代からやっていたダンスを続けたいと思い、ダンスサークルに入りました。年に2回ある学園祭(2回あるのはけっこう珍しいと思います!)で踊ったり、クリスマス時期には横浜の赤レンガ倉庫を貸し切って公演を行ったりしていました。

サークルでは「企画」のポジションでした。企画は、学園祭や公演など、イベントにおけるスケジュール調整や外部との交渉、メンバーのサポートといった黒子の役割です。きらきらとした表舞台で仲間とダンスする、という喜びはもちろんのこと、その表舞台やメンバーを支える裏方仕事は非常にやりがいがあり、自分の性分にとても合っていると感じていました。

その一方で、大学時代のゼミでは、「温度や風量・風向の工夫によって、エアコンが冷え性を改善できるか?」というテーマで、企業とコラボーレーションして研究しました。もともと自分が冷え性だったのでこのテーマを選びました。調査対象者に人の体温の変化が調べられる部屋に来てもらって、体温の変化を見る調査をしたんです。今思えば、これが“調査”との出会いだったと思います。

インテージ一択だった就職活動。環境に支えられて掴んだ20代の成長



▲現在の武井(仕事仲間と。一番右が武井)

就職活動では、ひどい肌荒れに悩んでいた経験を活かして化粧品業界もいいな、なんて考えていました。

そんなときに、マーケティングリサーチのモニターをやっていた調査会社から、いろいろな業界に関するアンケートが届いたんです。ちょうど業界研究や、就職活動をする業界を絞ろうと考えていた時期でもあり、さまざまな業界を調査している会社ってなんだろう?と調べたところ、インテージにたどりつきました。

マーケティングリサーチ業界を調べていくと、華々しく見えるマーケティングの仕事を裏で支える、欠かせない役割を担っているのを感じました。そういった影の立役者、縁の下の力持ち的なところが、サークルで感じていた私の性分や想いともマッチして、マーケティングリサーチ業界への志望度が一気に上がったんです。

興味のあった化粧品業界もマーケティングリサーチという形で携われることができるし、マーケティングリサーチはベースとなる知識だから、将来どこで働くことになってもきっと強みになるはず!と感じ、この業界に就職活動の的を絞りました。

インテージは、業界No.1※1で幅広い業界を支えているという点、そして、会社説明会等で感じる雰囲気の良さ、まじめさから、社風も自分に合うのではと感じ、インテージ一択で活動することにしました。

実際に入って感じる、何よりもよかったところは、若手のうちからさまざまな仕事を経験させてもらえたことでした。案件量も多いですし、本当に毎日大変でしたが、先輩、上司から叱咤激励やフィードバックをもらいつつ、手厚く育てていただき、とても恵まれた環境だったと思います。

さらに、お客様が何をしようとしていて、そこに向かうためにリサーチ結果をどう読み解き、伝え、そこからお客様がどんな判断をするのか?そんなことを意識しつつ、お客様に寄り添って仕事をすることを、都度学べました。

またマーケティングの仕事は、数字を扱うからこそ、無機質になりがちです。しかし、そんなところに“火を灯す”のがリサーチャーの役割なんです。外から見ているだけではわからない、クライアントやリサーチに向き合う社員の“熱さ”も感じられました。

※1
GRBN調べ(2018年3月期グループ連結売上高ベース)

プロボノの活動を通じて“仕事”と“社会貢献”が、どちらも自信になった今



▲プロボノの仲間と

私は、30代になるちょっと前に、社会貢献への想いから、プロボノ※2を始める決断をしました。

もともと、子どものころに、世の中には恵まれていない人がいることを知って、漠然と将来はそういう人たちのために何か役に立ちたい、と思っていました。

でもその想いは漠然としたまま、時間は過ぎていって、20代後半になっていました。そこで、改めて自分自身のキャリアを見つめ直したんです。自分は今後何をしていくのか?何を大切にしていきたいのか?と考えたとき、幼いころに感じていた想いがよみがえってきました。

そうして、30歳になる少し前、この先の人生では“社会貢献”を軸にして生きていこうと決めました。

そんなときに、たまたまプロボノの存在を知りました。社会貢献できるだけでなく、外の世界で自分のスキルがどのくらい通用するのかを試せるよい場だと思い、仕事と並行して始めました。

プロボノでは、ボランティアのみなさんが、それぞれの強みを活かしてNPO団体への支援をしています。私の場合は、生業であるマーケティングリサーチのスキルを活かした、課題整理やリサーチ提案、ワークショップでのアイデア出しなどをお手伝いしています。

そういう意味では、地球の環境問題や貧困問題などの、社会課題の解決に向けた取り組みをしているNPO団体を、私は後方支援しているのですが、プロボノをすることで、より直接的に社会課題に向き合っている、誰かのためになっている実感があります。

マーケティングリサーチというスキル(軸)をベースに、会社ではビジネスにおける課題解決に貢献し、プロボノでは社会課題の解決に貢献できているんです。就職活動の際に持っていた、マーケティングリサーチが今後の基盤となる力になるという考えは、間違っていなかったと感じます。

ただ、プロボノを始めたときは、このままでいいのか?自分に何ができるのか?とキャリアに迷いが生じていました。なので、プロボノの活動は、改めて、普段の仕事であるマーケティングリサーチというスキルが、「誰かの役に立てる誇らしい仕事なんだ」と実感が持てる機会でもありました。

このことで、再度リサーチャーの役割やインテージで得てきた経験にも自信が持てるようになったんです。

※2
プロボノとは https://www.servicegrant.or.jp/probono/

活動内容

https://www.servicegrant.or.jp/probono/voice/2096/

私が目指す生き方──自身の立場から、何かを変えられる人になりたい



▲プロボノ終了後、支援先の団体があるバリ島を訪問

当初は、生活のための仕事と自分のやりたいことができるプロボノ活動は、分けて考えていました。とはいえ、どちらも互いの活動の自信につながっていきましたし、社会全体でもSDGsの関心が高まる中で、会社で何ができるかを考えていけたらと思うようになりました。

そこで、同じ想いを持った仲間を社内で増やせたら、誰かの気づきになれたら、という想いで、社内でSDGsに関する情報の発信を始めました。

自分から発信することは苦手だったのですが、プロボノを行っていると、世の中にあふれる社会課題の多さに気づいたり、それを解決しようと切磋琢磨される方々の想いや熱さに触れたりする機会が多くあります。その中で、とくに社会貢献については、「誰かが発信しないと何も変わらない」という気持ちが強くなってきたんだと思います。

それに、自分自身で振り返ったときに、何かできたはずなのに何もしなかったことを後悔したくありませんでした。だから、これからも社内、社外に関わらず、どんどん発信をしていこうと思います。

また、クライアント企業のSDGsやESGに関連する取り組みについて、生活者を理解する立場として、そしてデータという武器を持つものとして、インテージができる支援をしっかりと行っていきたいです。

今の私があるのは、根気強く育ててくれた上司や先輩方のおかげです。今度は私が、若手や周囲のメンバーが個々人の強みを活かして自分らしく輝けるように、サポートしていきたいです。それが育ててくれた上司や、先輩方への恩返しになれば嬉しいですね。


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(所属・役職は取材時のものです)

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カテゴリ:働き方