2025.03.31

エンジニアと弓道家の二刀流で──信頼と技術を磨き続け、未来へ向けた矢を放つ 【from talentbook】


2021年にインテージグループであるビルドシステムに入社した山崎 太成。システム運用・保守を担当しながら、弓道の国体選手としても練習へ打ち込む日々を送っています。お客さまとの信頼関係を築きながら技術を磨いて自身の世界を広げている山崎が、仕事のやりがいやプライベートとの両立について語ります。

クライアントと創るシステムの未来──システム運用・保守の仕事のやりがい



▲入社当日、社会人1日目の思い出写真

私は今、ビルドシステムという会社で、システム運用・保守の仕事に従事しています。大学では国際学部でヨーロッパ地域の文化を学んでいましたが、高校のころに情報科にいたこともあり、就職活動のタイミングではシステムエンジニア職を検討しました。地元大阪企業と、東京に拠点のあるビルドシステムから内定を受けました。そこで、東京に住んでみるのもいいかなと思い、ビルドシステムに入社を決めました。

システムエンジニアの仕事は、ITシステムの設計、開発、運用、保守を行います。私が今担当している案件はクライアントに常駐してシステムの運用と保守作業をしています。日々、システムを使う中で出てきた不具合いの問い合わせに対応したり、各種追加のご要望に対して可否や優先順位を検討、相談しながらシステム開発したりしています。システムをより良くするための提案をできるという実感や、自分たちのつくったものがお客さまの手元に届くことにやりがいを感じています。

自社の同期は3人ですが、グループの中のBIセグメントとして研修を受けることも多く、インテージテクノスフィア社のメンバーも含めて「同期」という意識です。それで言うと、18人の同期がいます。「仕事は仕事」と切り分けるのが社会人だと会社に入る前は思っていましたが、同期とはいろんなことを話すことができ、良い関係性を築いています。同期の飲み会には、すでに会社を辞めたメンバーも顔を出してくれるなど、継続できているのが嬉しいですね。

Business Intelligence(ビジネスインテリジェンス)の略

大学時代の思い出──国際交流の場から見えた“弓道”



▲ドイツのフライブルクの弓道場にて

大学時代は奈良県にある大学の国際学部で外国文化や言語を学びました。柔道ではフランスからの留学生を受け入れていましたし、スポーツに力を入れている大学でした。私自身も弓道のスポーツ推薦で大学に進みました。

弓道は高校生から始め、地元である大阪の大会で3位になりました。これからさらに伸びそうだからということで大学のスポーツ推薦の話が来て、自分自身も勝ち続けられることが楽しいと感じて入学を決めました。実際に、2019年以降は国体選手に選ばれ続けているので、期待には応えられたかなと思っています。在学中は、提携している海外の大学に文化実習で訪れる機会があり、フランス・ドイツ・スイスなどでスポーツを通じた国際交流もありました。

今でも思い出深いのは、ドイツのフライブルクに行った時の出来事です。街に弓道場があり、つい嬉しくなって訪問した際に「せっかく弓道場に来たのであれば……」と弓をひきたくなりました。しかし、弓をひくための道具である「弓弽(ゆがけ)」というものをその日は持っていませんでした。貸してもらえないか道場の方に聞いたところ、「“かけがえのないもの”という意味はなんですか」と問われてはっとしました。

「弓弽」は「かけがえのないもの」の語源なんです。つまり、「替えがきかないものとして、自分のものを持ってきていないんですか」とやんわりと言われたのです。日々練習する中で、自分が弓道をスポーツとしてやっていたなことに気づかされ、武士道としての弓道に想いあらためた経験でした。日本であたりまえに触れていたら、ずっと気づけなかったことかもしれません。

周囲の理解と協力で成し得た、仕事と弓道の両立



▲ビルドシステム弓道部のメンバーと(向かって左端が山崎さん)

弓道は社会人になってからも続けています。新人研修中のタイミングで関東ブロック大会があったのですが、当社の人事に相談して研修を休ませてもらいました。また、本国体に行くことが決まった後に配属が決まり、どうしても出社できないタイミングがあったため、配属時点で上長からお客さまにも相談の上、参加できるよう調整をしていただきました。

毎月県大会が行われているため、週に3~4回仕事を終えてから練習を行っています。国体選手としても活動しているため、トラブル対応と国体の選考時期と重なった際にはバランスをとることが難しいですが、お客さまや会社から理解と応援をいただき、なんとか両立しています。

弓道を続けていることは、仕事にもいい影響があると感じています。じつは、システムエンジニアで弓道を続けている人は結構多いんです。弓道場で会う他社のシステムエンジニアの方と仕事や近況についての話をすることもあり、外の世界を知るきっかけにもなっています。

若手への指導と自己研鑽──未来に向けて成長を止めない



▲近影

今、私は入社4年目です。お客さまと良好な関係が築けていると感じていますが、さらに技術力を高め、これから出会うお客さまからの信頼も得ていきたいと考えています。

そのために日々心がけていることは、なるべく迅速に対応すること。そして、密なコミュニケーションをとることです。小さなことかもしれませんが、テキストだけでは誤解が生じてしまうこともあるため、曖昧さを感じた時にはすぐに「今お話できますか」とお声がけをし、ボタンの掛け違えが生じないように気をつけています。今はチャットを活用しながら仕事を進められるので、ありがたいですね。

また、チームの中での年次も上がってきたので、自分より若いメンバーに対して教えられることはなんでも渡していくつもりで指導しています。

長い社会人人生を歩んでいく中で「あらためて学びたい」と思う機会も増えています。たとえば、業務で知り得た知識や技術をもっと深く身につけていきたいと思った時に学びたいという気持ちを強く感じます。今後、どこかのタイミングで大学院などに入って学び直すのもいいかもしれないと思っています。

これからも、仕事と弓道も含めたプライベートを両立し、ビルドシステム引いてはインテージグループとともに成長していきます!


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(所属・役職は取材時のものです)

カテゴリ:働き方