2020.10.26
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就職活動でインテージしか受けなかった私が社会人2年目に感じていること 【from talentbook】


インテージでマーケティング・データサイエンティストを務める岡 律子は2019年に新卒で入社。すでに即戦力として、クライアントのマーケティング課題の解決や、意思決定のサポートをしています。大学時代は心理学を学んでいた岡が、なぜその道に進んだのか、なぜインテージしか受けなかったのかなどを語ります。

学生時代に「人の心と行動」に興味を持ったきっかけ

高校生のときに、知的障がい者の方が働く施設にボランティアで行ったことがあったんです。ボランティアとして障がい者の方々と一緒に働く中で、障がいを越えた一人ひとりのやさしさに心が洗われ、振る舞いを正すことが多くありました。この経験から、「心がいかに大切か」を知り、そして「人は心で動かされる」ことを実感したんです。

そこから「心」と「行動」はどんなふうに関連しているのだろうか、人はどんな理由で行動するのか、といったことに関心を抱き始めました。さらに「人が何かを欲する気持ち」はどこからくるのか、という興味へと発展していったんです。

だから、大学では迷わず心理学の道を選びました。最初は臨床心理の勉強をしていたんですが、一人ひとりの内面に向き合うことの重要性と責任にあらためて想いがいたり、より大きな視点で「人の心と行動の関連」について追及することにしました。

とくにマーケティング分野が身近で、かつ魅力的に感じたため、ゼミではマーケティングサイエンスを学びました。新商品の開発などをテーマに、模擬データを使って分析していました。どんな好みの傾向がある方が、どんな商品を好むのか?などを可視化し分析することで、さらなるマーケティング施策を進められるんです。この「前に進める」感覚が大変魅力的でした。

学んでいくうちに、“データ分析や統計の知識を将来にも生かしたい、そして世の中に貢献できたら”という想いが強くなりました。とはいえ、本格的に勉強をし始めたのは大学3年生から。これを武器にするにはまだ足りないという想いもあり、大学院に進むことを決めました。

就職活動の軸──納得したことでないとやり続けられない



▲学生時代の岡

就職活動では、大学院に進む際に感じた“データ分析や統計の知識を将来にも生かしたい、そして世の中に貢献できたら”という想いを実現できる企業を受けたいと考えていました。そして、結果として受けたのはインテージだけでした。

ゼミの先輩が入社していたので会社名は知っていました。なので説明会に行ったところ、企業の抱えているマーケティング課題に向き合い、伴走していく中で解決をサポートし、結果的に生活者の課題解決にもつながっていると聞いたんです。生活者の目線に寄り添ってマーケティングの課題解決をしていることに、すばらしい!と思いました。

マーケティングデータをはじめとしたさまざまなデータを活用して、総合的な解決にアプローチできる上に、自分たちの生活に密着しています。だから、自分のやったことが最終的に自分の手元に新たな商品(価値)として届いたら、すごく嬉しいだろうと思ったんです。マーケティングリサーチの仕事が大変リアルに感じられ、魅力的に映りました。

それからインターンシップで業務体験をする機会にも恵まれました。そこで、インテージがいかに豊富ですばらしいデータを持っているかを知り、データを使ってさまざまな課題を解決していくことに、ますますやる気が湧きました。

まさに就職活動の軸にしていた“データ分析や統計の知識を将来にも生かしたい、そして世の中に貢献できたら”という考えにぴったりだと思ったんです。さらに社員の皆さんが優しく気さくで、情熱を持って仕事に取り組んでいると感じ、ここで働きたいという想いはいっそう強くなりました。

インターンは他にも数社受けましたが、採用面接を受けたのはインテージだけでした。納得したことでないとやり続けられないタイプだったので、インテージしか受けようと思わなかったんです。

インテージでは採用の際、データサイエンスコースとマーケティングリサーチコースのふたつのコースがありましたが、より専門的な視点、手段を駆使しながら深堀りしていくということが、自分に合っていると思ったし、自分のやりたいことに最も近いと思ったのでデータサイエンスコースを選択しました。

入社して見えてきたこと



▲仕事中の岡

実際に入社してみると、クライアント課題を正確にくみ取らないといけないため、データに対して緻密にアプローチすることが必要だと感じました。それは自分の想像以上に難しく、データ分析というスキルだけではなく、コミュニケーション力が求められることを痛感しました。クライアントにヒアリングをしながら、真の課題をくみ取ったり引き出したりする力も必要です。

さらに分析・提案する際も、その分析で何がわかるのか、どういった施策につながるのかについて、専門用語をかみ砕いてだれでもわかるように伝えます。クライアントにきちんとご理解いただいた上で実行していく必要があるからです。そのため、さまざまなことをオープンにディスカッションできる関係性も重要です。

こういったことを一つひとつ学びながら、日々さまざまなデータとの出会いと、人々との出会い、このふたつの出会いが仕事の楽しさにつながっています。最近は与えられたものをやるだけではなく、チームマネジメントに近い仕事も出てきました。人を巻き込みながら、アウトプットを出すこともミッションに加わってきて、データ・人・コミュニケーションという軸で仕事に広がりが出てきたと感じています。

これからの私の軸

これからも、とにかくさまざまな経験を積みかさねていきたいです。インテージグループには豊富なデータがあります。せっかくこんなに多種多様なデータがあるのに、自分はまだその全部に触れられていないのが、本当にもったいないことだと思っています。データをどう捉えて、どう活用していくのかを考えながら、データサイエンティストとしての自分を確立していきたいと思っています。

そのためにも、私ができること、私だからこそ貢献できることについて、もっともっと社内外に発信していきながらチャンスを広げていきたいんです。“この人だったら、一緒に解決してもらえる”という信頼をいただきながら、課題に寄り添い、共に伴走し、そして生活者にも課題解決の成果を還元できるような存在になれたらと考えています。


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(所属・役職は取材時のものです)

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カテゴリ:働き方