2022.12.01
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プロジェクトマネジメントから学んだ「YES」の気持ちと私の進む道 【from talentbook】


インテージテクノスフィアでシステム開発案件をリードする岩崎 萩子。新卒で入社以来、旅行業界のシステム開発に携わってきました。最近では大規模案件のプロジェクトマネジメントに加え、旅行業界におけるDXにも幅を広げている岩崎が、“迷ったらYES”を心がける行動基準と、そのきっかけについて話します。

プロジェクトマネジメントの仕事とさらなる幅出しを模索する日々

2009年に新卒でインテージテクノスフィア(入社時はインテージ)に入社して以来、2度の出産で休職をはさみつつ、13年にわたって旅行業界や鉄道業界の基幹となる業務システムの開発や維持に関わってきました。2022年9月現在は、品質や進捗、課題の管理などのプロジェクトマネジメントを中心に担当しています。

テクノスフィアではシステムの話ができ、かつシステムを開発することを通じて、解決したいビジネス課題を理解しようと考えるため、開発部隊から提案していくことが推奨されていると感じます。このようなカルチャーの中で維持管理業務をしていると、クライアントから相談を受けたり、改修案件を実施したりすることも多くあります。

今まではクライアントにやりたいことが明確にあることが多かったように思いますが、さらに先回りした提案をすることができないか、という視点で、昨年からテクノスフィアでは「共創センター」という組織を立ち上げ、各部署の可能性をさらに引き上げようと全社で取り組んでいます。この中で、自分も旅行業界におけるテクノロジー活用の幅出しとして、SNSデータ分析による地方創生に取り組んだりもしています。

スタンスの変化がキャリアの幅を広げた。畑違いでも「YES」で取り組む姿勢の原点



▲仕事中の岩崎。アイデアをまとめる際に紙とペンは必須

SNSのデータ分析は、もちろん旅行業界や旅行地である地方の創生といったスキームと考えれば一貫した広がりなのかもしれませんが、当時はあまりにも畑が違うのではないかとも思っていました。とはいえ、共創センターのメンバーや、いろいろアイデアをくれる仲間の存在、また、提案先に対してトップセールスなどで信頼関係を構築してくれる会社の存在がありましたし、最近はやってみようかな、やってみたいな、と迷ったら「YES」を選びたい、という自分のスタンスの変化も大きかったように思います。

以前だったら、こういう仕事には乗らなかったと思うんです。経験したこともなくやり方もわからない仕事を受けて、失敗するのは怖いですし、一人で取り組んで成功させないといけないと思い込んでいました。けれども、今は迷ったら「YES」と言いたいですね。自分のスタンスが変わったのは、とある大規模案件に途中アサインされたのがきっかけだったかもしれません。

自分がアサインされた時点ですでに、プロジェクトは行き詰まった状態でした。それでも、すごくたくさんの人が関わって、それぞれがやれることを精一杯やって、しっちゃかめっちゃかだったけど、何とか終わらせたんです。

大切なのは成功を信じて、仲間とともに取り組む勇気



▲在宅ワーク中の岩崎。お互い「成功させる」という気持ちが一致していることがリモートワークにおいても強い連携につながっています

このプロジェクトの経験を通して私が感じたことは、結果は結果だけれど、結果を心配してためらうよりは、しっかりとプロジェクトの仕事を成功させたいという気持ちで邁進することの大事さでした。

もちろん、どんなプロジェクトだって、関わった誰しもが成功させたいと思うに決まっています。けれども、絶対「成功させなきゃ」ということがすさまじいプレッシャーになってしまうと、大きなプロジェクトのマネジメントはできないと思うんです。

途中からアサインされた自分が、失敗という恐怖に捉われずに、成功を信じて、やるべきことに集中できるようになるには1カ月はかかりました。はじめは自分の担当範囲だけを見て、そこだけをできるだけ失敗しないようにと思っていたんです。そこから自分が変わったのは、日頃からお世話になっていたプロジェクトマネージャーの力になりたいと思ったし、一緒に仕事をしている仲間をがっかりさせたくないと思ったからです。裏を返すと、上司も周囲の仲間も、想いは同じと信じられるようになりました。それで、自分自身の失敗が怖くなくなって、目の前に来た仕事に「YES」と応える勇気が持てるようになったんです。

私の考えるキャリアを活かすアプローチ



▲学生時代の実験風景(オスを釣り竿の先につけてメスに近づけ、求愛の時間を計る実験)

大学時代は蝶の求愛行動を研究していました。動物行動学という分野を広くとらえたときに、人の購買行動も、研究対象として興味がありました。人はどんな季節に何を買いたくなるのか、その購買の行動が、どんな属性に関連するものなのか、それを知ることを仕事にできたらおもしろいと思って、インテージグループに入社しました。 しかし、まったく畑違いのシステム開発を歩んできました。幾度となく、この道を進んできて良かったのか、と自問自答しました。

けれどもお客様のデータ活用、という形で、これまでのシステム開発経験を活かしつつ、思いがけず、人の行動の分析ができるような仕事に近づいてきました。自分自身のスタンスが変化したこともあって、「やりたい」と手を挙げれば、希望する案件が回ってくるようにもなったと感じているんです。

これからもシステム開発やデータハンドリングといった自分の経験と、「YES」の気持ちを活かしてやりたいことに近づいていきたいと考えています。


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(所属・役職は取材時のものです)

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カテゴリ:働き方