2017.11.10
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アジアに広がる「ファミリー」になるために~グループトレーニングがもたらす結束力とモチベーションUP!


インテージグループは国内1位・世界9位のマーケティングリサーチ企業として、10の国・地域に拠点を設置。インテージホールディングスの海外事業統括本部(以下、OBH)は、アジア全域のグループ会社を対象に毎年、人材育成のトレーニングを行っています。2017年度のトレーニングはタイ・バンコクで開催。日本を含めた8の国と地域から集まった22人が、2日にわたって参加しました。

「業務で忙しいのに、海外にわざわざ行って何をトレーニングするの?」「時間とお金をかける価値があるの?」。海外でのトレーニングと聞いて、そんな疑問がわくかもしれません。そこで今回は、2日間のトレーニングが「それだけで終わらない」理由を、「ファミリー」をキーワードにひもといてみたいと思います。

グループトレーニングって、どんなもの?



インテージグループがビジネスを展開しているのは、主にアジア。それぞれの国で経済状況や市場に違いがあります。もちろん、マーケティングリサーチに求められるものも違います。
インテージグループの海外駐在員は「アジアの各拠点ではお客さまとの距離が、日本より近い」と話しています。これは、「お客さまのさまざまな課題の解決に、コンサルタントのように関わることが多い」ということでもあります。お客さまの課題はマーケティングリサーチ分野にとどまらず、広告だったり流通だったり…。
だからこそアジアでは、お客さまに寄り添って共に進むこと、課題解決のためにより多角的な知見、より高度な専門スキルを得ることが必要になってきます。

そこでOBHは、プロフェッショナルとしての知見・スキルをさらに高めるため、アジア全域を対象としてグループトレーニングを開催。今年度は「コンテンツ・マーケティング」をテーマに、タイのデジタル・マーケティングの第一人者を講師に招きました。世界的なトレンドや最新のトピックを盛り込み、実務につながる専門的な内容、アジア各拠点の状況に適応できる内容でプログラムを組み立てました。

グループトレーニングのもう一つの目的は…?



しかし、グループトレーニングの目的は、専門性の高い知見やスキルを得ることだけではありません。実は、同じくらい大切にしているのが、「コミュニケーションを深めること」!同じアジアといっても、インテージグループの各拠点では使われている言語や文化・習慣が違います。そして、普段はなかなか、他国のメンバーと顔を合わせる機会がありません。

「他国のメンバーとやり取りするとき、同僚のはずなのに『こんなことを聞いていいのかな?』と遠慮してしまう…」
「会ったことも、話したこともない知らない人だから、連絡を取りづらい…」
インテージグループのメンバーたちはこれまで、こんな悩みを抱えていました。地理的な距離が心の距離になってしまっている…。これは、ビジネスを進める際の阻害要素にもなりかねない、何とかして解決したい課題でした。

そのため、グループトレーニングでは、参加者が積極的にディスカッションに加わり、自分の意見を述べ、コミュニケーションを深めながら共に進むことのできるプログラムを重視しました。

共通言語は英語と熱意!?



トレーニングは英語で行われるため、参加者の英語力は必須です。しかし、困らないだけの英語力はあっても、初対面のメンバーばかりが集まったトレーニングでは当初、コミュニケーションがぎこちなくなることも…。互いに英語が第二言語であるため、相手の言葉がうまく聞き取れない、話した内容がなかなか伝わらない場面もありました。それを乗り越えさせたのは、参加者の熱意です!

22人の参加者が四つのグループに分かれて進んだトレーニング。グループワークが始まると、参加者は驚くくらいヒートアップ!積極的に自分の業務や自国・自社の状況を共有し、課題の解決に共に取り組み、ランチタイムになっても議論を続けていました。そこからは、「学びを深めたい!」「自分の経験をシェアしたい!」という熱意が感じられました。初めのぎこちなさはまったく見られず、笑顔や笑い声の絶えない和やかな雰囲気。参加者の心の距離が縮まったひと時でした。

トレーニングは2日だけで終わらない!



今年度のグループトレーニングの日程は2日間。その間に参加者は、世界的なマーケティングの潮流を学び、最新の知見や高度な専門スキルを身に付けます。しかし、トレーニングがこの2日だけで終わるわけではありません。

実は、このトレーニングの参加者はアジア各拠点から推薦を受けたメンバーたち。それぞれが自社の期待を背負っています。そのため、このグループトレーニングへの参加は、各メンバーの「自分は評価されている、期待されている」という自己認識にもつながっています。その認識を持ってトレーニングに参加するため、参加者には「自分が自社を代表している」という意識が芽生えていました。言い換えれば、自然に「会社の自分ゴト化」ができていたのです。
だからこそ、参加者は「トレーニングで学んだことを、自社に持ち帰って共有する」という重要な役目も担っているのです。

「参加者が『インフルエンサー』となり、自分が得た最新の知見や高度な専門スキルを同僚にシェアする」。これが、トレーニングをその場限りで終わらせないために、OBHが大切にしていることです。シェアされることで、トレーニングの効果はその後も、広がり、浸透していきます。そして、「インフルエンサー」となった参加者の姿は、「来年はわたしが選ばれたい!」という同僚のモチベーションUPにもつながっているのです。

アジアに広がる「ファミリー」へ



グループトレーニングの一つ目の目的は前述のとおり、専門的な学びを深め、それをシェアして広めること。これはすでに実践され、効果が表れています。では、もう一つの目的である「コミュニケーションを深める」は、実を結んだのでしょうか?

トレーニングで行ったディスカッションやグループワークなどをとおして、参加者は意見をぶつけ、互いを知り、互いから学ぼうと努めました。それだけではありません。ランチタイムやトレーニング後に見られたのは、連れだって出掛ける姿。「知らない人」から「親しみのある人」に、参加者同士の関係が変化したのです。

さらに、トレーニングをとおして、数字だけではわからない各社の実情を知り、理解が深まったことで「インテージグループ」としての結束力が高まりました。参加者の間に、そして、参加者がその経験をシェアした各拠点のメンバーの間に、「皆でつながっている!」「一緒にビジネスを進めている!」という強い意識が生まれたのです。この連帯意識こそ、「ファミリー」というキーワードで表すことのできる、トレーニングが上げた大きな効果です。

インテージグループではいま、タイやシンガポール、インドネシアなど、アジア各拠点のメンバーから「わたしたちはファミリー」という言葉を聞くことができます。「ファミリー」だからこそインテージグループは、より強く連帯し、より前に進むことができています!


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カテゴリ:ヒト・伸ばす