デフフットサルアスリート・折橋正紀、日本代表チームが「アジア太平洋ろう者フットサル選手権大会」で銅メダル!


こんにちは!広報担当モッチーです。
インテージヘルスケアに所属するデフフットサルのアスリート社員・折橋正紀がイランの首都テヘランで開催された「第4回アジア太平洋ろう者フットサル選手権大会」(4月29日~5月10日)に臨みました。日本代表チームのゴレイロ(ゴールキーパー)として5試合に先発・フル出場する活躍。チームは銅メダルを獲得し、「デフフットサルワールドカップ2023(第5回世界デフフットサル選手権大会)」(ブラジル・ノヴァペトロポリスで11月開催)の出場権を手にしました!

また「障がい者サッカーの発展」と「スポーツを通じた共生社会づくり」を目的として、大会直前となる4月21日に「デフフットサル日本代表選手がサッカー日本代表と同じデザインのユニフォーム※1を着用すること」が決定。選手のモチベーションアップにつながりました。

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八咫烏(やたがらす)のエンブレムをあしらった物

<試合結果>
グループリーグ
  日本 1-1 クウェート
  日本 3-4 ウズベキスタン
〇 日本 7-0 キルギスタン
〇 日本 3-2 カザフスタン

準決勝
  日本 0-3 イラン(優勝国)

3位決定戦
〇 日本 5-2 イラク

崖っぷちからの銅メダル獲得!


折橋はこのように大会を振り返っています。

「前回からどの出場国もとても強くなっており、大変苦しんだ大会でした。2試合を終えた時点で1勝もできておらず、グループリーグ突破(そしてワールドカップ出場権の獲得)が厳しい、絶体絶命の状況…。チーム内にはさまざま感情が入り乱れており、自分自身もプレッシャーでいっぱいでしたが、自分・チームメート共に『前を向いていこう』と気持ちを切り替えました。

三戦目に勝って迎えた最終戦。他試合の結果を受けて「グループリーグ突破の条件は勝利のみ」とシンプルになりました。互いに死力を尽くして戦った結果、なんとか勝利を収め、ワールドカップ出場権を獲得することができました!

続くイランとの準決勝は完全にアウェーの雰囲気。たくさんチャンスをつくることができたものの、決定力やミスを突く力の差で惜しくも負けてしまいました。3位決定戦は押し込まれる時間帯が多く苦しみましたが、着実に点を重ね、勝利で終えることができました!

大会をとおして「自分自身のパフォーマンスはしっかり発揮できた」と感じる反面、より細かな課題を見つけることができました。また、個人・チーム共に崖っぷちに追い込まれたことで成長できた部分も多いと思います。

次は11月のワールドカップ。最終的な目標は世界一になることなので、残り約半年間でよりレベルアップできるように取り組んでいきたいと思います!皆さま、応援ありがとうございました!!」

「冬季デフリンピック」出場権を獲得!

デフフットサル日本代表チームはさらに、「アジア太平洋ろう者フットサル選手権大会」での好成績によって、「第20回冬季デフリンピック※2」(2024年2月トルコで開催)の出場権も獲得しました!デフリンピックの競技にフットサルが加わるのは初。
記念すべき大会を見すえる折橋への応援をよろしくお願いいたします!

※2
聴覚障がい者のオリンピック。パラリンピックに聴覚障がいのクラスは含まれておらず、活動を異にしている
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