「読書会」に参加してみた!


こんにちは、広報・サステナビリティ担当のサティです。
この一年、リモートワークが常態化し、直接会って話をしたり集まったりする機会が減りましたね。そんな中、オンラインによる社員同士のコミュニケーションの企画がボトムアップで立ち上がっています。
その一つ、エンジニアの若手社員が企画する「読書会」。月に一度開催されていることを社内SNSで知り、読書家でもシステム開発者でもないですが「読書会ってどんなことするの?」という興味で参加してみることにしました!

参加前の準備

「ウィキペディア」によると、「読書会」とは集団で読書または読書に関するコミュニケーションを行うためのイベントとあります。
今回指定された本は『カイゼン・ジャーニー ~たった1人からはじめて、「越境」するチームを作るまで~』。参加者募集の告知を見ると、もっとカイゼンしたいというひとりぼっちの皆様!一緒に読みましょう!!と(笑)。

まず読んでみよう!チームビルディングやエンジニアの開発の話って、小難しいイメージでしたが、物語調に仕立てられていてとても読みやすい本です。プログラマーの主人公が、数々のトラブルや問題をチームのメンバーと一緒に乗り越えて、プロジェクトリーダーとして成長していく話。場面に応じて要所に「スクラム」や「アジャイル開発」の手法や考え方を紹介しています。
とりあえず、今回の読書会の対象範囲読み切りました。(毎回4話分について話します)

いざ参加!

ある平日の夜8時。時間になって少しばかり緊張してウェブ会議に入ってみるとすでにほのぼのとした雰囲気が。ちなみにこの時間なので飲みながらの参加もOK、観覧というかたちでもOKというゆるやかな設定です。この回は10人ほど参加していました。

まずは、オンラインホワイトボード「Miro」を使ってそこにコメントや意見を入れていくスタイル。慣れれば簡単なのでしょうが、付箋を作って文字を書くだけなのに、てこずってしまいました。会議の画面を見ながら、Miroを動かして…自分の部署ではこういうツールはまだ使っていなかったので、少し汗をかきました。でも、すぐにこういうツールで会話するのが普通になるだろうな…。

簡単な自己紹介のあと、1話ごとに事前にアサインされたメンバーが要約を話します。難しい開発の用語は、主催メンバーがチャットでフォローしてくれます。
そのあと、議論したいテーマをそれぞれが付箋に書き出します。議論するテーマの決め方は投票。自分がいいなと思ったところに一票!一番多かったテーマについて深掘りしていきます(みんなで決める、こういう過程もいいですね)。

今回のテーマは、「向き直りってどのくらいのタイミングで必要?」。“向き直り”って言葉自体初めて知りました。例えば進めているプロジェクトでうまくいかないときに、一度立ち戻ってみんなでどの方向に進むか考えてみること。「3カ月に一度くらいかな」「(カレーの)ルーをいれるタイミングかな」(ルーを入れちゃうと味が決まっちゃうから、その前に“この味でいいよね“というすり合わせは大切です)。忖度のない率直な意見が出されていきます。途中で話題がカレーになったりして、なんだかお腹が空いてきました。
仕事はチームでするものなので、違和感をおぼえるタイミングで向き直って阻害要因が何かをちゃんと話すって大事だなと思いました。

終盤にそれぞれ今日の感想を書き出し、こちらも同意する付箋に投票。みんながこんな気持ちを得たということを共有し1時間があっという間に過ぎました。



参加後の感想

会社も職種も年齢もさまざまな社員がこうしてフラットに話をする機会って、そうそうないと思います。参加してみて思ったのはこういう場ってとても「心地良い」ということ。しがらみがないのはもちろんなのですが、参加メンバーがほかの人の意見に対して“肯定的”なことがその理由なのかもしれません。安心して発言ができるという場づくりって、どの組織でも大切ですね。

良くわからない、知らないコトへのハードルは、年齢とともにあがる傾向にありますが、「おもしろそう」という興味で踏み込んでみると、自分が思っていた以上に楽しかったり、視野が広くなったりすることがわかりました。
リモートワークで“ぼっち”になりがち、会話は仕事でかかわるいつものメンバーだけ、そんな日々に少しの刺激をもらえ、仲間がちょっぴり増えた気がしました!


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カルチャー
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