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青山学院大学 経営学部 久保田ゼミ&山下ゼミ&宇田ゼミ合同インタビュー調査セミナー

青山学院大学 経営学部 久保田ゼミ&山下ゼミ&宇田ゼミ合同インタビュー調査セミナー

インテージグループR&Dセンター アカデミア分科会では、インテージグループ内におけるアカデミアとの連携の促進・強化のサポート活動を行っています。取り組みの一環として、青山学院大学 久保田ゼミ・山下ゼミ・宇田ゼミ合同で学生の皆様に対して定性調査研修でインタビュー体験を行いました。

 

合同ゼミでは企業とコラボレーションをして、学生ならではの視点でマーケティング課題について議論したり、実際に調査を行うなどの活動をしています。今回はテレビ局とコラボレーションし、課題解決のために実際にゼミの学生たちが一般の学生たちにインタビューを行います。しかし、授業で学ぶ定性調査を実践する機会は、多くの学生にとって今回が初めてです。今回の研修では、マーケティングリサーチ会社の現役モデレーターからマーケティングリサーチとは何か、その中の定性調査の位置づけと役割、基礎的なレクチャーを行いました。

 

まずは、マーケティングリサーチとは何か、定量・定性調査の違いや使い分け、定性調査の進め方の概論をお伝えしました。マーケティングリサーチ会社としてどのようなことを意識しながら、日々調査を行っているかを含めて共有し、どのくらいの深度でインタビューを行うべきかお話しました。

 

座学研修後、実際にインタビューフロー作成やインタビュー体験を行う前に、テレビ局から、どんなことがマーケティング上の課題なのか、どういったことを知りたいのかをお話ししていただきました。課題は、「映像コンテンツ提供企業と若年層の結びつきについて明らかにすること」であることから、「若年層の今までの映像コンテンツ視聴ヒストリー」や、「映像コンテンツを提供する企業に対する印象」を把握することを目的としました。

 

インタビューフローの作成のワークでは、モデレーター役の学生にとって馴染みのある実態把握に関する質問は、スラスラと記入できていた一方で、
映像コンテンツ提供企業に対する印象などは、どのように問いかければ良いのか苦戦していた様子でした。

 

 

インタビュー体験はデプスインタビューを想定し、1:1で行いました。事前にお伝えしたインタビュー時の注意点を意識しながら、和気あいあいとインタビューが進んでいきました。対象者への質問に困った時は適宜インテージメンバーがアドバイスを行いました。そのアドバイスを参考に自分なりに試行錯誤して進めていく学生の姿がありました。

 

 

最後に、研修後に行う実際のインタビューに備えて現役のモデレーターから「事前に問いを考えておくこと」や「対象者の回答をあらかじめ想定すること」、「実際に商品を試してみること」、「シミュレーションをする」など、「準備」がいかに大切であるか伝え、本番に向けたエールを送りました。学生の皆様も手ごたえを感じていた様子だったので、今後、自分たちでインタビュー調査を行う時は、ぜひしっかりと「準備」をしてからインタビューに臨んでもらえると嬉しいです。

 

青山学院大学 久保田先生、山下先生、宇田先生、この度は貴重な機会を頂き、ありがとうございました。学生の皆様の今後の活動のお力になれたら幸いです。

 

インテージグループでは、引き続きアカデミアとの連携の促進・強化に取り組んでまいります。

 

・著者プロフィール

五十嵐 優美(イカラシ ユミ)
株式会社インテージクオリス
リサーチ&インサイト部 リサーチプランナー


食品メーカーを経て、(株)インテージクオリスへ入社。生活者の生の声を直接聞ける定性調査に魅力を感じ、その生の声をどう分かりやすくクライアントへ伝えていくかを大切にしている。プライベートではうさぎを1匹飼育、週末は馬を見に行ったりと動物が好き。

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