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行動経済学会 第18回大会

行動経済学会 第18回大会

2024年12月6日、7日、8日に開催された行動経済学会 第18回大会(参加登録者400名)の「産学連携セッション」で弊社R&Dセンター行動経済学分科会リーダー和田雅直が報告を行った。

 

登壇セッション:産学連携セッション 行動経済学の実践紹介
発表タイトル:マーケティング・リサーチ企業の行動経済学研究と実装-中間報告-
報告者:和田 雅直(インテージ)

 

背景:
今回の産学連携セッションは、「行動経済学を学んだ学生が、学んだことを生かせる企業を身近に知らせる機会を創りたい」として、行動経済学会としては初の試みとのこと。
インテージグループでは2010年代からマーケティング・リサーチのサービス基盤に行動経済学の考え方と技術を導入して新しい価値を生み出すことを目指した、「行動経済学分科会」があり、学会のオフィシャルの場でこれまでの取り組みと今後の展望をアピールする機会とするため産学連携セッションに応募した。

 

報告概要:
15分の報告では、マーケティング・リサーチ産業の概要とインテージグループのデータリソース、モニターフィールドリソースを紹介後、行動経済学分科会が、外部の専門アドバイザーの先生の支援を受け事業課題解決の研究に踏み込み、その後グループ会社から広くメンバーを募り20名程度で行動経済学実装のツールであるナッジ開発の習得に取り組んでいることを報告、専門アドバイザーの先生からも「何年にもわたってこれだけの人数で、行動経済学の勉強や実装に継続して取り組んでいる民間企業はほかにない」と評価いただいていることを紹介、学生の方には「マーケティング・リサーチ企業に、行動経済学の成果吸収と事業実装に取り組んでいる企業グループがあること」、研究者の方には「産学連携パートナーの検討リストにインテージグループを含めていただきたいこと」を伝え、セッションを締めくくった。

※ 大阪大学感染症総合教育研究拠点・特任准教授 佐々木周作先生

 

効果:
12月7日夜に行われた学会の懇親会には行動経済学分科会メンバー7名も参加し、学生や研究者の先生と幅広く交流を行った。後日学生からのアドバイス依頼、インテージグループのデータを活用した共同研究打診、次回もぜひスポンサードを、との学会運営ご担当からのご期待もいただくことができ、露出効果を実感するセッションとすることができた。

 

 

行動経済学会 第18回大会
大会会期:2024年12月6日(金)~8日(日)
会場:立命館大学大阪いばらきキャンパス(OIC)
主催:行動経済学会

 

・著者プロフィール

和田 雅直
株式会社インテージ
エクスペリエンス・デザイン本部 リサーチ事業推進部


1987年株式会社インテージ(旧 株式会社社会調査研究所)入社。消費者購買パネル調査、販売POSデータパネル調査の開発、アドホックリサーチ企画分析などに従事。2005年より事業開発推進マネージャーとしてSNS運営やターゲティング広告事業の創設後、2018年インテージクオリス(旧 株式会社アクセス・ジェーピー)に出向、業務プロセス整備、オンラインやアバターなど要素技術の導入に尽力。
2023年グループR&Dセンター行動経済学分科会リーダーを兼務。2024年インテージに帰任し、現職でAI活用サービス開発を推進。

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