インテージヘルスケアが養命酒製造さまの駒ヶ根工場を訪問!


こんにちは!インテージヘルスケアの広報担当リンです。
インテージヘルスケアはインテージグループの中で、ヘルスケア系のマーケティング支援の中核を担っている会社です。市販薬の市場調査を担当するコンシューマーヘルスケア・ソリューション部が今回、顧客である養命酒製造さまから、駒ケ根工場見学のお誘いをいただきました。

9月10日の朝、社員30人が御茶ノ水本社に集合し、大型バスで信州駒ヶ根に向けて出発しました。
工場見学って、ほんとうにワクワクしますよね。


誰もが知っている養命酒。日ごろから市販薬の数字を追いかけている社員にとっては、なおさら興味が高まります。
遠足気分も手伝って、楽しい雰囲気となった車内では、養命酒製造さまにまつわるクイズ大会が始まりました!(私たちのバス旅にはクイズがつきもの♪)。「駒ケ根工場の敷地面積が東京ドーム8個分もの広さである」とか、「養命酒のアルコール度数はワインと同じくらいで、未成年は飲んではいけない」などの基本情報に始まり、インテージヘルスケアの自社データを使った養命酒ユーザーの購買属性や、店頭で売れる時期など・・・頭をフル回転させて考え、予想を超える正解に車内はたいへん盛り上がりました。
そして今年4月に入社したばかりの社員もクイズのターゲットに。事前のアンケート調査から、日ごろ関心を持っている市販薬やドラッグストアとのかかわり方などから、人となりを知ることができました。

目指す長野県南部の駒ケ根市は、昔から「南信州伊那谷(いなだに)」といわれ、航空写真で見れば一目瞭然、中央・南の二つのアルプスに囲まれた細長い谷間にあって、山々の絶景を望む地です。


途中、美味しい長野の郷土料理でお腹を満たして、清らかな森の中にある工場に到着!
スタッフの方々の温かい歓迎を受けて、早速見学コースに案内されました。

まず驚いたのは、養命酒が創り出されたのが1602年だということ。徳川家康が江戸幕府を開こうとしていた前年という時代です。厳選された14種類の生薬を、山の恵みの駒ケ根の清らかな水と信州産もち米、米こうじで作られた本みりんがベースの原酒に浸すことで、薬効成分をあますことなく抽出。初めて耳にする、「合醸法(ごうじょうほう)」という伝統製法で造られているそうです。


製造工程でのこだわりは、酒造メーカーに頼らない、自社工場での本みりん造りにも表れています。
本みりん造りに欠かせない米こうじは、納豆菌などに弱いため、原酒担当の方は、仕込み期間中は納豆を一切口にされないそうです!これって養命酒への愛情がないとできないことですね。
化学合成されたものではない生薬の原料は、最適で均一の品質を保持するために手間をかけ、経験を積み重ねて培われた技術で厳しく管理されていました。


伝統的な製法でありながら、オートメーション化された工程で、徹底した品質管理のもとで、造られている養命酒。
ますます興味がわいてきました。お酒がまったく飲めない私ですが、日々の健康維持のために、生活に取り入れてみようかしらと思いました。

工場見学のほかに、二つのチームに分かれてアクティビティーをご用意いただいていました。
一つは、樹木医のご案内による「健康の森散策」です。
標高約800メートルに位置する駒ヶ根工場敷地内にある豊かな森の中を歩きながら、実際に切った枝を触ったり、香りをかいだりしながら、さまざまな草木の名前とその由来、特徴などをわかりやすく解説いただきました。散策コースには涼やかな清流のせせらぎや小鳥の鳴き声が響き、心身ともに癒されました。


もう一つのチームは、日本でもおなじみのスパイスをたっぷり使ったミルクティー「マサラチャイ」作りにチャレンジ。専門家のご指導のもと、スパイスや、紅茶についての豆知識とともに、自宅でもできる健康にも良い飲み物の作り方を実習し、身体の芯からほかほかになりました(その日、外気温は35度を超える猛暑でしたが・・・)。


400年前に養命酒を創り出した塩沢宗閑(しおざわそうかん)翁の「世の人々の健康長寿のために」という社会貢献への思いは、インテージヘルスケアの企業ビジョン「HEALTHIER DECISIONS」にも通じるものがあり、私たちが日常業務で目指しているものに、あらためて想いをはせました。
そして養命酒の奥深い味わいとともに、心身の健康とはなにかを考えなおすよい機会になりました。

駒ヶ根工場のみなさま、楽しい工場見学と貴重な体験をありがとうございました!


Category

カルチャー
Page Top