情報処理学会 第84回全国大会
3月3日~5日に開催された情報処理学会 第84回全国大会の一般セッションで弊社R&Dセンター 小林春佳が研究結果を報告しました。
登壇セッション:一般セッション モバイルネットワーク・アプリケーション
発表タイトル:健康管理アプリを用いた食事アドバイス提供と行動変容の考察
著者:小林春佳,穴澤純也,尾城奈緒子,竹村彰浩(インテージ)
本研究の概要:生活者に健康管理アプリを通して食事に関するアドバイスを提供し、施策実施前後の食生活・運動・睡眠・意識の変化を検証しました。調査は介入群40名、対照群36名の合計76名を対象に、約4ヶ月間にわたり、毎日の食事、活動量、購買情報、気分を取得した。食事に関するアドバイスは、各被験者が入力したデータをもとに保健師が作成しました。介入前後の摂取栄養素について変化率を算出した結果、介入群のほうが、カロリー・炭水化物・脂質・塩分・糖質などの摂取量が大きく減少しました。このことから、食事管理を必要としない人に対する強制力を伴わないアプリ上のアドバイスであっても、一定の行動変容をもたらすことが示唆されました。
情報処理学会 第84回全国大会 〜変わる社会と情報処理〜
大会会期:2022年3月3日(木)~5日(土)
会場:愛媛大学 城北キャンパス(愛媛県松山市文京町3)ハイブリッド開催
主催:一般社団法人情報処理学会
・著者プロフィール
小林 春佳
株式会社インテージ
事業開発本部 先端技術部 R&Dグループ
生体計測をメインとするマーケティングリサーチャー、コンサルタントを経て、2019年インテージ入社。先端技術部にて行動科学分野の知見を活かした研究開発や新規事業開発に従事。
株式会社インテージ
事業開発本部 先端技術部 R&Dグループ
生体計測をメインとするマーケティングリサーチャー、コンサルタントを経て、2019年インテージ入社。先端技術部にて行動科学分野の知見を活かした研究開発や新規事業開発に従事。