2019.07.10
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チームがもっと強く、幸せになるためにーースクラム開発への挑戦 【from PR Table】


インテージテクノスフィアのとあるチームで、インテージグループでおそらく初めてスクラム開発が導入されました。先導したのは、リサーチテクノロジー本部に所属する張替裕矢。スクラム開発を取り入れようと思った動機や、実際に取り入れてみて感じている効果を語ります。

小売店販売データのシステムリニューアルを担当

僕は2011年に新卒でインテージに入社して、2013年に分社化したインテージテクノスフィアに移りました。新卒入社から最初の3~4年は社外のお客様のシステム運用保守を仕事としていましたが、5年目からグループ内のシステム開発に移りました。

2018年から『SRI』という、スーパーマーケットやコンビニをはじめとした、全国約4,000店舗から収集している小売店販売データのシステムに携わっています。システム自体は前から存在するのですが、集められるデータ量が増える中で、ユーザーからはより細分化したデータを求められています。新しい価値を提供するために、リニューアル開発を行っています。

開発チームは30~40人が6チームに分かれてそれぞれ作業を行っていて、僕はチームリーダーとして5人のメンバーを見ています。日本全国から集まってくるデータをどう集計するのか、そして集計結果をユーザーにどう見せるのか。その部分の開発を担っています。

「せっかくならチャレンジしてみよう」スクラム開発を導入



これまでは要件定義をして、開発をして、テストして……とウォーターフォール型の開発をしていました。僕のチームでは、2018年の8月から試験的にスクラム開発を導入。スクラム開発は、少人数のチームでコミュニケーションを重視するので、何かと調整がしやすく、ユーザーの要望にも柔軟に対応できることが特徴の、近年注目の開発手法です。

※スクラム開発とは・・・スクラム開発は、少人数のチームでコミュニケーションを重視するので、何かと調整がしやすく、ユーザーの要望にも柔軟に対応できることが特徴の、近年注目の開発手法です。

せっかくやるなら正しいやり方で導入したいと思っていたので、6月に研修に参加し、スクラムマスターの資格を取得しました。

というのも僕は通常の業務とは別に、新しい開発方式を勉強してテクノスフィア社内に広める「開発方式チーム」というコミュニティのリーダーをやっていたのですが、「価値提供のスピードを上げる」という世の中全体のニーズに対して、スクラム開発はひとつの答えになると感じていたんです。

スクラムを導入した方がいいというのは、確信に近い形で思っていましたね。

僕が知る限りでは、インテージグループでスクラム開発を始めたのは、おそらく僕のチームが初めて。いわばパイオニアなわけですが、チームメンバーも開発チーム全体も「せっかくならチャレンジしてみよう」と快く導入を受け入れてくれました。

各チームで仕事がはっきり分かれているので、自分のチームでスモールスタートがしやすいのも大きかったですね。

「より価値を出すためにこうした方がいい」と提案をしてくれるチームメンバーがもともと多かったので、随時アイデアを反映していけるスクラムはハマったのかなと思います。

「チームで頑張ろう」という空気



スクラム開発を導入して良かったと思うことは、大きく分けてふたつあります。

ひとつは開発スピードが上がったこと。1月にプレリリースをしたのですが、従来のように開発プロセスをがっつりつくり込んでいたら、プレリリースに間に合わなかった機能もあったと思います。

もうひとつは、コミュニケーションを取る回数が増えて、「全員で考えよう」という雰囲気ができたこと。ウォーターフォール型の開発では、ほかの人がどんな業務をやっているのかがなかなか見えないんですよ。

でも、スクラム開発では毎朝の朝会でそれぞれが「昨日やったこと、今日やること、発見した問題や障害」を共有していますし、2週間に1回レビューをするので、今何が起きているのかをチームメンバー全員で把握できます。

そうすることで業務の齟齬がなくなりましたし、みんなで考えた意見を随時システムに反映していけるから、やりがいを感じやすいんですよ。

また、働き方改革にもつながるように感じています。チームで業務を共有するようになったことで、体調不良などの事態をカバーしやすくなりました。また、誰かが開発過程で問題を抱えていれば助けて、相互にカバーし合うことでほかのメンバーから技術を学ぶ機会も増えました。

たとえば、Web系の知識が求められる開発を初めて任されたメンバーは、2週間でベースの知識を身に付け、予想以上のアウトプットをしてくれました。チームでサポートし合っているからこそ、早期に技術を習得することができたのかなと思います。

複数人で同じ画面を見ながら開発をするモブプログラミングも積極的に取り入れていますが、未経験の技術や苦手なことを吸収しやすいのを実感しています。

一方で改善点としては、僕がマルチロールでいろいろやってしまっている現状です。初めての試みなのである程度仕方がなかったところはありますが、導入してそれなりに慣れてきましたし、この先はメンバーに役割を渡していかなければと思っています。

とはいえ、最初から100%正しいスクラム開発をやれるとは思ってなかったですし、徐々に改善できればいいかなと。やり方や体制を見直しやすいのもスクラム開発のメリットですしね。

僕らが「ここで働いて幸せ」だと、ユーザーに喜んでもらうことにつながる



スクラム開発には「すべてに透明性がありオープンであること」「最大限のパフォーマンスを発揮するために全員が幸福であること」という考え方があります。僕はこの考え方がすごくいいなと思っていて。

隠しごとをしてしまうと、何かがあった時に誰もわからないですし、何より嫌じゃないですか。だから失敗やミスをオープンにできて、困っている人に手を貸せるチームでありたい。

これはユーザーに対しても同じことで、僕自身、これまで仕事をする中で、「これは本当にユーザーが求めているものなのか?」と疑問を感じたことも正直ありました。

たとえば以前、すごく難易度の高い機能を大変な想いをしてつくったのに、ユーザーの1%しかその機能を使っていないなんてことがありました。割に合わなさすぎますよね(笑)

どうしてその機能が必要なのかがわからないまま開発をして1%の人にしか使われないよりも、みんなで「こういう機能の方が喜んでもらえるんじゃない?」って議論をしながら開発して、実際にその機能を使ってもらえる方が絶対にいい。

そうなればみんなが幸せだし、「ここで働いていて幸せだ」と思えることが、最終的にユーザーに喜んでもらうことにつながると思っています。

そのためにも、今後はスクラム開発を開発チーム全体で導入していきたいと思っています。

先述した通り、スクラム開発は全体を把握しやすい手法ですから、「もっとこうした方がいい」という議論がしやすくなるはず。そうなればもっと効率的にユーザーに価値あるサービスを提供できますし、インテージグループの価値もより上がる。

何より、「ユーザーに対して価値を提供しよう」というモチベーションって、すごくいいなと思うんです。開発チームとして、インテージグループとして、スクラムを組んで提供すべき価値を目指していければ、みんなが今以上にやりがいを感じられると思っています。

ウォーターフォール型の開発に慣れている人にとっては明らかな変化なので、最初は受け入れにくいところもあると思います。でも、「変化に柔軟であれ!」っていうのはインテージグループの行動指針ですし、柔軟に取り入れる組織でありたいですね。

そうやってスクラム開発を導入して、「やってよかった」となれば、今の僕の苦労は報われる。そういう意味でみんなが幸せになってくれたら、僕も幸せですね(笑)。


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(所属・役職は取材時のものです)

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カテゴリ:働き方