2018.01.30
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どう変わった?インテージグループの「働き方」~さまざまなスタイルで働く社員が語る座談会


こんにちは。インテージホールディングスの日比野です。
インテージグループの「働き方改革」は2017年4月からスタート。この取り組みは、「個人、組織にとってより働きやすく、生産性の高いワークスタイルを自律的に考えて、チャレンジしてほしい」、そんな思いで始まりました。働き方の選択肢として整えた制度が、働く場所を会社に限定しない「リモートワーク(テレワーク)」と、コアタイムを設けないフレックスタイム勤務の「フルフレックス」。取り組みを始めたグループ会社の社員は、自身やチームの「働き方」をあらためて考えながら、この環境を活用しています※1。今回は、そんな社員が「時間と場所にとらわれない働き方」について本音で語った座談会の内容を紹介します。

※1
2018年1月時点で、インテージホールディングス、アンテリオ、インテージコンサルティング、インテージリサーチ、アスクレップが実施中。ほかのグループ会社も在宅勤務などに取り組んでいます

座談会に参加したインテージグループ社員


インテージ 鳥井 美幸(とりい みゆき):社歴6年
山口県へ昨年、転居。現在は同県内で在宅勤務しながら、月2回(計4日間)秋葉原オフィスに出社している。

アスクレップ 清重 依子(きよしげ よりこ):社歴12年
保育園に通う子どもを持つ。今はどちらの制度も利用する回数は少ないが、うまく活用していきたいと思っている。

アンテリオ 小野寺 洋之(おのでら ようすけ):社歴5年
外出や出張が多く、共に働くメンバーとのコミュニケーションの課題解決を試行錯誤しながら、働き方改革を実践中。

インテージホールディングス 佐藤 亜矢子(さとう あやこ):社歴12年
週1回の割合で在宅勤務。広報という仕事柄、関連する原稿作成や書類チェックは、より集中できる在宅で行うことが多い。

「それぞれの働き方」の実践エピソードは?


司会
リモートワークやフルフレックスを活用してみてどうですか?
清重
今までは、保育園の用事で仕事を休むときは、前日に遅くまで対応したり、チームのメンバーに部分的に業務を頼んだりと、どうしても周囲に負担をかけてしまうことがありました。でも、在宅勤務を使えば、用事の前後に自宅で仕事ができるので、とても助かっています。
佐藤
そうですね、時間をうまく使えるようになりました。私は通勤に片道1時間半かかります。加えて、今は保育園の送り迎えがあるので、どうしても勤務時間が制限されます。この春にはその子どもが小学生になり、会社が認めている育児のための短時間勤務が終わるので、この制度がなかったら今の仕事を続けることが難しかったかもしれません。
司会
いわゆる「小一の壁※2」ですね。小学校の行事は日中が多く、保育園とはまた違う大変さがありますからね。
小野寺
私は大阪が拠点のクライアントを多く担当していて、出張も頻繁。以前からオフィス外でも仕事をするワークスタイルでしたが、今は会社全体でそのような環境になってきているのだなと感じています。また、アンテリオでは遅い時間にインタビュー業務が発生することもあります。そんなときに、翌日は遅めに出社できるようになり、業務や体調に合わせることができて、かなり助かっています。

鳥井
私は結婚を機に山口県へ転居することが決まっていたので、「いつかは会社を辞めないといけないかな…」と思っていました。普通に考えたら、転居するために私は仕事を辞めざるを得なかったのですが、上司が「在宅勤務という方法もあるのでは?」と提案してくれました。今は月に2回・計4日間は秋葉原オフィスに出勤し、それ以外は山口県の自宅からリモートワークしています。インテージグループで取り組んでいる「働き方改革」が進んでいく中で、私の働き方もより理解されてきて、「特別扱い」という感じはなくなってきました。
司会
このような働き方がもっと進んでいくと今後は、海外からリモートワークというスタイルも出てくるかもしれませんね。
※2
小一の壁とは、子どもが小学校に入学すると遅くまで預けることが困難となり、働き方を変えざるを得なくなる状況を指す

「思い込みの壁」を越える、コミュニケーションの工夫


司会
ここまでは個人のエピソードを紹介してもらいました。みなさんの周囲の社員やチームの働き方にも変化がありましたか?
清重
派遣社員の方が多い部署や、オフィス外への持ち出しを禁じられている書類を扱う部署では、「私たちはリモートワークできないね」とあきらめている人がいるかもしれません。業務内容によって、リモートワークの向き・不向きもあると思います。そんな部署ではもしかしたら、ほかと比べてなんとなく損しているような雰囲気になることもあるのでは?でも、その仕事が本当にオフィスにいないとできないのか、仕事のやり方自体を変えられないのか、考えていくことも必要ではないでしょうか。
小野寺
アンテリオでも不公平感を持っている人がいるのではないかと思います。リモートワークやフルフレックスを活用できない原因を特定して、それを解決するようにみんなで考えていけばいいのですが、中には思い込みから「できない」と判断しているケースがあるかもしれません。そうだとすると、本当にもったいないですね。

鳥井
実は以前、「込み入った話はウェブ会議ではできないから、対面で打ち合わせを」と提案してきた人がいました。でも実際には、ウェブ会議は問題なく進み、その思い込みが消えたことがあったんです。
小野寺
リモートワークのテスト導入時に懸念を示していた人が、今は思いのほか活用しているというケースもありますよ。
鳥井
「思い込み」を減らしていくことは、結構大きなポイントですよね。
小野寺
男性社員の中には、「家でも会社にいる時と同じように仕事している」ことを家族に理解してもらえなかったり、集中できなかったりといった理由で、会社に来ている人もいます。
佐藤
わかります。私も始めのころ「在宅勤務だといつでも家事ができていいよね」と言われたことがありますから。
小野寺
あと、若手の中には「オフィスにいないと、どう思われるんだろう?」という懸念が働いて、会社に来ている社員もいますね。中堅社員の方がリモートワークにチャレンジしているように思います。
鳥井
私は月に2回しかオフィスに出社しないので、久しぶりに同僚に会うと、まるで自分の知らない間に時が過ぎてしまった『浦島太郎』のような気分になってしまいます。そのため、出社したときはなるべく多くの人と話すようにしています。
小野寺
リモートワークをするようになって、会社帰りに同僚と飲みに行く機会は減ったかもしれません。だからこそ、納涼会やクリスマス、社員旅行などの社内イベントが、仕事では接していない同僚とのコミュニケーションの機会として、もっと活用されていくといいですね。

ITを活用することで、働き方の幅が広がる


佐藤
ITインフラについて言えば、会社のメールとスケジュールが自分のスマートフォンで見られるようになりましたよね。業務関連のメールをフレキシブルに送受信できるのは、本当にありがたいですね。出社前にメールの整理をし、会社に着いたらすぐ仕事にかかれるのも、業務の効率化につながっています。
小野寺
そうですね。スマートフォンからほかの人のスケジュールが確認できるようになりましたし、ミーティングを登録することもできるので、かなり便利になったと思います。
鳥井
私はリモートで資料の修正を依頼するときに思うのですが、ITを活用することで、もっとコミュニケーションなどの制約がなくなっていくといいですよね。
小野寺
アスクレップはRPA※3の導入による業務効率化の取り組みを行っているそうですね?
清重
はい、RPAの導入実験がスタートしています。今は勤務時間入力のチェックにロボットを活用していて、エラーがあるとメールが届きます。RPAの取り組みが進めば、アスクレップ社内でもいろいろな働き方の選択肢を増やすことができるのでは?と期待しています。
佐藤
いずれにせよ、一人ひとりが「自分の仕事が一番はかどるワークスタイル」を見つけられたらいいですよね。環境が許せば、もっといろいろな働き方に取り組んでみるべきだと思います。例えば、全員がリモートで参加するウェブ会議などもいいかもしれませんね。
司会
インテージホールディングスの会議では役員を含め、社員が海外からリモートで参加するケースが多いですよ。
鳥井
全員がリモートで参加するウェブ会議は先進的な感じですね。そう考えたらワクワクしてきました。
司会
インテージグループで働き方の取り組みを開始して8カ月ほどですが、これから1年経てば、風土も仕事も、もっと変わっていくかもしれないですね。
※3
Robotic Process Automationの略で、ロボットによる業務自動化の取り組みを表す


いかがでしたでしょうか。
一人ひとりの業務や生活環境が違うからこそ、それぞれが裁量を持って最適な働き方を見出していく。そんな取り組みを紹介しました。
ワークスウェブではこれからも、多様な働き方を実践する社員を取り上げていきます。


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カテゴリ:働き方