2017.09.25
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子育てをアドバンテージに(座談会・前編)~「ママだからできるマネジメント」が部下を伸ばす!自分を変える!


こんにちは。インテージホールディングスの日比野です。
インテージグループには子どもを持ってからマネージャーとなり、パワフルに働く社員がたくさんいます。今回は新任からベテランまで幅広い4人に、マネージャーになったきっかけや、子育てしながら組織を束ねる職務のやりがいや挑戦を聞きました。

パワフルな4人の 「ママ・マネージャー」を紹介


インテージ 田中 由紀子
(社歴23年/子ども4人:長女、次女、三女、長男/マネージャー歴 8年/部下11人)
業務内容:i-SSP(インテージシングルソースパネル)の維持・運営

インテージ 粟野 倫栄
(社歴17年/子ども4人:長男、次男、長女、三男/新任マネージャー/部下10人)
業務内容:インテージのパネル業務の集計・分析

インテージテクノスフィア 三好 直子
(社歴22年/子ども3人:長男、次男、長女/マネージャー歴 8年/部下11人)
業務内容:情報システム部で、グループ社員が利用する各種アプリケーションの開発・維持管理とヘルプデスクを担当

インテージ・アソシエイツ 平野 ひとみ
(社歴11年/子ども2人:長男、次男/マネージャー歴 1年/部下20人)
業務内容:グループ社員の給与計算、社会保険、入社・退社手続きなど全般

インテージグループでマネージャーになるための第一歩は、「本人の手挙げ」。つまり、プロ選考という管理職試験に自らエントリーすることです。言い換えれば、「自分の意志で、マネージャーという職務に踏み出すことができる」のです。

マネージャーになるまでの葛藤と決意


司会:
皆さんがマネージャーになろうと思ったきっかけを教えてください
粟野
実は、自分としてはまだ早いかな?と思っていたんです。でも周りから、「そろそろなるよね?」と言われることが増えてきたので、まず、家族に相談してみました。子どもには「かっこいいじゃん!やってみたら?!」と言われ、主人も「会社から言われているんだったらやるべきだよ」と。
平野
わたしはぎりぎりまで手を挙げませんでした。その時は、マネージャーは自分の目指すところではないと思っていたし、自信がありませんでした。
三好
わたしも最初は、マネージャーになるのは大変そうだなと思っていました。システム開発の仕事ができていれば十分満足だったんです。ただ、当時の女性の上司に強く推薦されて、軽い気持ちでやってみようかなと思い、手を挙げました。
司会:
皆さんのきっかけは、周りに背中を押されたという感じですね?田中さんは?
田中
わたしは相当な決意がありました。第一子を出産した25歳から第四子を出産した37歳まで、どちらかというと子育てを優先させた働き方だったんです。そして、4人目が産まれた後、主人が一年間の育児休暇を取ることになったので、わたしは子どもが生後4カ月の時に復職しました。けれど、主人に育児を任せるようになると、わたしが抱っこしても泣き止まない子が、主人なら泣き止むように。その時のショックといったら・・・。その上、主人は家事がめきめき上達したのに、自分は仕事で目に見える成長がないままの気がしました。子どもと過ごす大切な時間を削って仕事をするからには、これまでと同じではいけないし、何か形となる「モノ」がほしかったんです。それがキャリアを積む、マネージャーになるという決意でした。
粟野
感動的ですね。でも、もしこの経験がなければ、マネージャーになることはなかったかもしれないし、子どもとの時間がそこまで貴重だと感じることができなかったかもしれないですよね。
田中
そうなんです。離れている時間は子どもに申し訳ないという気持ちでいっぱい。だからその分、仕事も一生懸命に頑張らないといけないと思ってしまうの。自己満足かもしれないですけどね。
司会:
一年後にご主人が復職されてからはどうでしたか?
田中
一番下の子と築けなかった関係性を取り戻そうと一生懸命がんばって、勝ち取りました!

(一同笑い)


「聞く力」と「忍耐力」が強み!?~マネージャーになってみて


司会:
いざマネージャーになってみてどうですか?粟野さんは今年、昇任したばかりですよね。
粟野
まず、仕事の内容が変わりました。集計や分析にずっと携わっていたのに、いまの業務はマネジメントが中心です。部下が10人いるので、とにかく皆の話を聞くようにしています。
平野
わたしもメンバーと話す機会は増えました。マネージャーになる前に、こうなったらいいなと考えていたことがあったんです。でも、いざ実現できる立場になってみるとやはり、メンバーに納得してもらいながら業務改善を進めたい。そのためにまずは、「こう思っているけど、どう?」と、自分がやろうとしていることについてメンバーの意見を聞いています。
田中
すごいですね。「人の話をよく聞く」というのは、女性の得意分野であり強みですよね。
平野
そういうふうにしないと、部下の間で「やらされ感」が強くなってしまうので・・・。
田中
組織を動かしていく上で、部下の話を聞くというのはやはり、本当に大切なことだと思います。マネージャーになって、それに気づきました。男性は「数字を追う力」や「事業を拡大すること」、「ビジネス力」に対する思いが強いし、これらを生かすのは得意だと思います。でも、「周囲への気配り・目配り」や「人の話をしっかり聞くこと」については、女性の方に優位性があるのでは?だから、マネージャーは男性と女性、両方がいるといいですよね。
三好
マネージャーになって、入ってくる情報量が増えましたね。わたしは今まで、目の前のタスクをいかに早く、うまくこなすかと考えながら仕事してきました。でも、マネージャーになった後は、仕事に対する視点や重要視することが、変わった気がします。今までとらえていなかったことを自分事として考えられるようになり、意外とおもしろいなと思うようになりました。
粟野
子育ては思いどおりにいかないことが多くて…。それを経験しているから、仕事でうまくいかなくても、「こんなこともあるよ」と楽観視できます。子どもに何かをやらせてみてもできないことはよくありますし、同じことを何度言っても通じないことも多いんです。だから、仕事上の人間関係で同じことが起きても大丈夫(笑)。
平野
子育てして、忍耐力が身に付きましたね。
粟野
付きましたね~。
田中
それに母親は、子どものよいところを見つけて伸ばそうとしますよね。それが部下の育成にも生きていると思うんです。
三好
仕事に対する価値観が変わった気がしますね。
平野
大げさな言い方をするとマネージャーは、一般職のときとは見えていることやできることが違うと思います。

家でもタスクマネジメント?子どもにプレゼン?


司会:
パワフルに会社で活躍する皆さんですが、家庭ではどんな感じですか?
粟野
わたしは家でも「マネージャー」しています!「いつまでに何するの?」という感じでタスクやスケジュールを管理。
平野
分かります。わたしもそんな感じ!
粟野
例えば、子どもがテストで回答を間違えたら、「何で間違えたの?」と原因と対策を考えさせたり。仕事のやり方を家に持ち込んでしまうことが多くて、同僚から「やり過ぎ!」と言われます。
平野
夏休みの宿題を「期日までに終わらせるには、毎日どれくらいやればいいの?」と、タスクとして書き出したことも。
田中
仕事をする、働く難しさを知っているから、子どもへのアドバイスが視野を広げることにつながったり、現実的だったりして、いいですよね。
粟野
子どもが電車で片道1時間半かかる高校に進学したいと言ったとき、本当にできるのか2カ月試させました。子どもは朝早く起きて、お弁当を自分で詰めて、5時過ぎの始発電車に間に合うように家を出て、まだ入学してもいない高校に行きました。

(一同驚き!)

粟野
また、ある時、家のテレビが壊れて。わたしは新しい物はいらないと言ったのですが、小学4年の息子がほしいというので、「テレビを買うことのデメリット・メリット」をプレゼンさせました。そして、内容的にも、価格的にも納得できたので、買うことにしました。
三好
それは、かなり現実的なシミュレーションですね。

(一同うなずく)


後編は「仕事と家庭の両立」がテーマ

いかがでしたか?マネージャーになるきっかけはそれぞれでしたが、4人のママ・マネージャーは生き生きしていますね。会社では、育児で培った「聞く力」「目配り」を武器に男性とは違う視点でメンバーを束ね、家庭では、仕事で培ったさまざまなノウハウを想像以上に生かしているようです。
話を聞くうちに、子育てとマネジメントに共通点を発見しました。大切なことは、「話を聞く」「良いところを見つけて伸ばす」「ゴールを決めてリードする」。

4人の話はまだまだ尽きません。次のテーマは「仕事と家庭の両立」です。働くママが仕事を続けるには、家族の支えが何より必要。どのように育児と仕事を両立させているのでしょうか?後編をお楽しみに!


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カテゴリ:働き方